検証会談要請

当然、ケアマネージャーには経緯を報告することになる。

ところが、この<副主任>という立場のケアマネージャー、パーキンソン病患者にとっての

リハビリの重要さを知らない訳もあるまいに「そうですか…」と困惑の反応は見せるものの、

自分なりに質問を返し、より詳しい事情を確かめるとか、今後のデイセンターとの対応など、

相談に乗ろうといった様子が見受けられない。

 

9月の定例訪問はいつも通り、翌月の介護保険の利用確認だけで終わることになった。 

そもそも、デイサービスを紹介したのはこのケアマネージャー自身なのに、なんとも

素っ気ないこの態度には、逆にこちらが困惑するばかりとなる。

 

10月に入り、一度だけ参加した正式利用の請求書が上がってきて

「精算の手続きをとってもらいたい」とセンター長から電話が来た。

『利用者からの相談・苦情に対応する窓口を設置し、迅速かつ適切に対応する』との条項が

契約書にはあり、重要事項説明書には、その苦情処理の担当にセンター長自身の名前がある。

 

・母がリハビリに復帰できないのは単なる筋肉痛や揉み返しなどではなく、

 治療を必要とするほどに痛みが進行し、通所の目途が立てられないこと。

・痛めている箇所はセンター長がコリがあると言って何度も両手をまいた

 右大腿部であって、母はその<揉まれ方>が強すぎたと訴えていること。

 

以上の要点を電話口で伝え「検証会談の座を設けてもらいたい」とセンター長に要請。

それに対し、センター長は「マッサージ、揉み解しを行ったつもりはない」と答える。

「母は高齢で要介護3の身であっても、認知障害がある訳ではない」と私は前置きし、

「自分は契約条項に則り、母の代理として苦情を申し立て、その対応を要請している。

 検証会談においては、会社として、事故処理や賠償の担当者の同席を求める。

 当事者としてセンター長としての言い分は、その会談の場で確認させて頂く。

 利用料金は、この苦情に決着がついた時点で精算させて頂きたい」と伝えた。

 

「了解した、本社の担当に報告をして連絡を入れ直す」とセンター長は返答。

連絡を待つことになった。それから2週間、デイセンターからの音信はなく、

事態膠着のまま、ケアマネージャーの10月定例訪問を迎えることになった。

 

       半顔に麻酔の残る台風圏