利用再開の申し込み後、途中ケアマネージャーから「処遇検討中らしい」と報告を受けるも、
それ以外の音沙汰なくひと月程経った。このまま待っていてもまた放置されるだけだろうと、
結局、こちらから経緯確認の電話を入れることになった。
「今は利用枠が全て埋まっており順番待ちがある状態、再開の目途が立たない」(新センター長)
「順番待ちはやぶさかでない、まずは前もって介護計画の作成をお願いしたい」(私)
「かなりの待機人数があり、再開時期の決められない介護計画は立てられない」(新センター長)
「契約時の10か月前に立てられた計画がある筈で、その時と
現在の母の状態を比較し、助言もらいたいと言っているのだ」(私)
「自分はその時にはこのセンターのスタッフではなかったので、
初めて会う利用者の体調の比較などできない」(新センター長)
「前センター長を連れて来れば問題はなかろう」(私)
「前センター長は現在ここの勤務ではないのでそれも出来ない」(新センター長)
本社や前センター長からどんな引き継ぎをされたとしても、ここは施設責任者として
利用者からの訴えを直接聞いて、事の次第を自分でも確かめてみようとする柔軟さや
臨機応変さがどうにも感じられない。
前センター長同様に話し方や声から受ける印象はまだ若輩で、この新センター長もまた、
利用者や利用者家族の対応経験が不十分なまま任に就いているのではないかと思われた。
このまま電話でやりとりを続けても事の進展に繋がるとは思えず、
「何故、直接料金の支払いを希望するのかを記録を提示しながら説明したいのだ、
契約を引き継いだ立場として、私達の側からの話も聞いておいてもらえないか」
有りのままにそう言ってみると、遂には新センター長も根負けしたか、
「こちらに来てもらえるならば」とその日から更に一週間後の営業後の
時間が指定され、ようやく面会の手筈が取り付けられることになった。
数日後「仔細を聞いた」とケアマネージャーから連絡を受けた。自分も同席したいのだと言う。
新センター長が頼んだことか、ケアマネージャー自らの申し出かはまでは敢えて聞かなかった。
この際、民生委員にも同席を頼めばどうかとも言う。
担当民生委員のTさんにはこの件では既に相談を済ませており、その際には
地区の民生委員会長と共に市社会福祉協議会にまで話が引き継がれていった。
結局は民生委員には荷が勝つとされ、地元NPOを紹介されることになった。
私はこの件で民生委員の手を煩わせることは、もうあるまいと思っていたが、
より多くの人に経緯を知ってもらう絶好の機会であり、不都合などある筈もなく、
民生委員・ケアマネージャー・私の3人で当日センターに出向く段取りとなった。
地球儀の芯ぐらぐらと半夏生
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