2024/04/01
父は白内障での入院中、多少の呆けもあったようだが、術後経過も良好で 退院後には、また一人で食材の買い出しに出掛けていくようになっていた。 白内障解決に伴い、視界も晴れ、足運びまでが何となく改善された印象で、 こちらの方は一安心といったところ。   その父が母の救急搬送翌日、入院の準備を整え病院へ向かおうとする私を...

2024/02/01
パーキンソン病発症からおよそ3年、母も女性の平均寿命を超え、満87。 そして、感染症による緊急入院。そうなって次に聞かれることと言えば、 延命治療の可否について、となってくる。   今回の感染症入院での治療の選択について聞かれている訳ではない。 自発呼吸すら困難になったり、意識の回復も見込めなくなった場合、...

2023/12/01
元来、母にはパーキンソン以前からの懸案として、喘息の持病がある。 急激な気圧の変化に自律神経が対応できず、一旦発作が出てしまうと、 常備する気道拡張薬を服用しても数時間は発作との格闘を強いられる、 そもそもがそんな体質なのである。   その母も齢を重ね、発作時の躰への負担も増し、酸素吸入器の備えを...

2023/10/01
「せん妄」とは環境や体調の急変を機に突発的に現れる意識の混乱のことで、 特に高齢の入院患者によく観られる症状だという。   自宅で介護する家族の負担軽減のため健康保険を用い、期限付きで療養病院に 入院するレスパイト入院。先ずは母を 11月末から約二週間レスパイトで預け、...

2023/08/01
元より父は、母が介護認定を受けた時点で既に相当程度難聴が進行していて、 その時の母のケアマネージャーの手配で要支援2の認定を受けることになる。 だが、手足の不自由はなく「躰は動かせているから」と、日々の買い物から 炊事・洗濯まで制度に頼ることなく自立生活を成り立たせていた。  ...

2023/06/01
クリニックの日帰り手術でも治療が完結する白内障。誰もに起こる老化現象だが、 放置は禁物で、進行すると炎症がこじれ緊急手術の危険まで出てくるということ。   母とは異なり、父は自由に動けるのだから眼科くらいは自分で行けばよいものを、 手をこまねいているのは、ひとえに難聴の進行から、特に初対面の人との会話が...

2023/04/01
同じ昭和2年11月と12月生の両親は、平成23年時、満83歳。 母、平成23年2月、転倒左大腿部骨折、杖歩行状態、要支援判定1。 平成24年、診断パーキンソン症候群。同年12月、右大腿部肉離れ。 平成25年7月、正式診断指定難病パーキンソン病。要介護判定3。 同年9月、肉離れ部位状態再悪化、以後約1年間歩行困難状態継続。  ...

2022/03/01
私は母の利用した介護サービスのトラブルで、その代理人として苦情申し立てや 事後交渉に翻弄された経緯をこの記事の中で回想してきた。それらを総括しつつ、 改めて、要介護者本人やその代理人に「契約」を求める現行制度の根幹の有様に 違和感を捨てきれずにいる。   契約書には、苦情対応の在り方や、その先の相談窓口の宛先、訴訟を起こす場合の...

2021/07/01
「考察」とはいえ私の場合、彼等のネット上の発言や事業運営の方向性を読み解き、 判断するといった範囲になるが、それでもその検索と閲覧で私達利用者の思いとは、 また異なる事業者側の視点を知ることになった。 母を直接担当した初代センター長と後任センター長、理学療法士としての彼等が...

2021/04/01
「リハビリ特化型デイサービスの利用を機に体調悪化をきたした」との母の訴え、 その損害賠償請求交渉が不調のまま終わった経緯を前回までの投稿で記してきた。 令和3年を迎えた現在も『訴えは一切終了』をの踏ん切りに、何らの変化もない。 だが、矛を収めたはずの憤りと義憤が、まるでフラッシュバックに晒される如く、...

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