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2015年

2月

01日

ひと時の安息

介護認定の更新で要介護2と判定され、丁度1年。認定の有効期間は2年だが、

正式な指定難病の認定を機に、ケアマネージャーの導きで区分変更を届け出た。

満85歳、この年から母は要介護3になる。

 

ケアマネージャーは認知能力のテストも行った。

「はさみ・かえる・みかん・ふとん」といった適当な単語を幾つか聞き取り、

その場で順番を覚える。その後、簡単な計算をしたりして別のことを考える。

そして、最初に聞いた単語をまた正しい順番で言えるか、というようなもの。

認知機能については、まだ大丈夫だということだった。

 

右足の痛みも完全に消えておらず、長時間の立ち姿勢もまだ困難。それでも、定時に起床し、

室内や庭先で杖歩行の訓練を再開できるまでに回復している。そのことが母自身はもちろん、

家族全員の励みもなり「もう少ししっかりしてくれば、近場でいいから秋には温泉に行こう、

お前にも元の生活に戻ってもらえる」そんな言葉が聞けたりもする。

 

ケアマネージャーに神経内科主治医からの<診療情報提供書>を渡し、手続きを依頼。

火曜と木曜の午後から要介護の人達ばかりが集まる利用枠にまだ空きあるということ。

母にとっても午後のほうが体もほぐれ出し、好都合である。

 

9月に入って2週目の火曜日、体験利用当日。

自宅から1㎞程、肉離れ以前の母なら杖で歩いてでも通えそうな距離のデイセンター。

「送迎をしてもらわなくても、ここまで歩いて来れるようになるといいな」そう呟き、

「よろしくお願いします」と孫のような齢のセンター長に挨拶をする母が微笑ましく、

『どうかこのまま順調に進んでいってくれますように』ただ、そう願うばかりだった。

 

    源流を守る蝮(まむし)が居るといふ