'15 8 21

 

2015年

8月

21日

賠償の手続き

会談日の夜は、まんじりともせず明かすこととなった。

「予定外だから出直せ」と門前払いのまま帰し「はい分かりました」と素直に従う相手か…。

「面会を拒否したのは先方、義務は果たした」とまた、面倒なことになったかもしれない…。

センター長と社長を同席させることに拘りすぎたか…。

 

翌日「保険会社に取り次いだので、待機するように」と副社長から電話が入る。

自身の対応の有り方、この事態に至っていること、どう思っているのか正すも

「もう、何を話しても平行線だから」と取り付く島もなく、通話は一方的に打ち切られた。

しかし、2月に入り一週間経ってもそんな連絡は来ず、ここでもまた、催促をする羽目に。

 

その催促を受け、連絡を取ってきたのは保険の代理店で、

「現在、保険会社とセンターとの間で、賠償の対応について協議・検討中」とのこと。

「協議・検討中」とはセンターが、この交渉の窓口に代理人を準備していることだと、

2月も2週目に入った頃、代理人の弁護士だと名乗る男からの電話で判明する。

「保険会社の担当から連絡が来る筈ではなかったか…」と面を喰らっていると。

 

「これは交通事故の示談などと違い、保険会社は示談交渉権を持たない」と男は言い、

「契約者(センター)が手続きを進める中で、保険会社とやりとりすることはあるが、

 保険会社が対外的(保険金を払う相手)な窓口になることはない。弁護士の自分は

 法的な観点からアドバイスを行い、賠償責任があるかどうかは、契約者が判断する」

そんな説明を加えた。センター側はそれを知らなかったのか、知っていながらわざと

適当にいなしていたのか、会談での時間浪費が忌々しく、やりきれない気持ちになる。

 

双方の認識を確認し合い、その一致・不一致を踏まえた上で診断書に症状の因果関係が

記されていることを条件とした社長が、そもそも何故、この期に及んで代理人弁護士を

準備する必要があるのか。

 

聞いていくと、この弁護士が代理を受任したのは2月に入って早々で、もう既に、

センター長からは事情の聞き取りも済ませているということ。つまり、副社長が

「保険会社からの連絡を待て」と連絡をよこした時には、センターはこの方針で

 

準備を進めていた最中だったということになる。

 

それならばそうと、利用者・契約者のこちらには一言断った上で、それが<筋>ではないのか。

『やはり、空返事でかわされていたのだ』そんな苦々しさが込上げてくる代理人の登場だった。

 

      法の庭女の影にいもり浮く