デイサービス代理人

そもそも、なぜここに来て交渉窓口に弁護士を準備する必要があるのか。

双方の認識を確認し合い、その一致・不一致も踏まえた上でセンターは

因果関係記載の診断書が届くのを待っていればよい筈ではなかったのか。

 

 大まかな経緯を話すと弁護士は「確認はさせてもらう」としながらも

「それは自分が聞いている話とは違う、現時点で賠償に応じることはできない。

 とにかく、診断書を提出するように、判断はその内容次第ということになる。

 今後の交渉の進め方については書面で通知するので待つように」と。

 

弁護士は社長のように診断書へ因果関係の記載など要求をしなかった。

責任ついても、認識が一致することもあったとは聞いていないという。

センター長に直接訴えることから始まったこの話。

センター長から本社へ、本社から代理人の弁護士へ、ここでもまた話はそのまま伝わっていない。

つまり、そのままの話で進めて行くつもりがないが故に、弁護士を代理人に立ててきた訳なのか。

 

社長から出された条件だけでさえも頭が一杯だったのに、

何の前触れもなく弁護士だと名乗る人物から電話が来て、

また違う話で「文書を送付するから待っておけ」と言われても、

ただじっと待っているという気分でいられる訳などなく…

 

損害賠償保険というもの弁護士の説明が唯一の形なのか、他にも違った形もあるのか、

自分でも確かめてみようと、代理店から聞いた保険会社の担当部署に電話してみると、

「担当者が不在なので折り返し連絡し直す」と言われ、

電話を返してきたのは“担当者”ではなく、この弁護士。

 

「私が交渉の窓口になると伝えた筈、あなたのやっていることはルール違反だ」(代理人)

「ルール違反とは?」(私)

「民法が認める法制度の下、私は代理人に立っている、話は全て代理人を通すのが筋だ」(代理人)

「自分なりに確認したいことがあり、伝えられた場所に電話をして聞こうとした訳だが」(私)

「昨日の伝えたことを憶えているか?憶えているなら言ってみてもらえるか」(代理人)

「言い直せと…」(私)

「書面で通知するから待つようにと伝えたら『分かった』と返事をした筈だ」(代理人)

「きちんと待っている、待ちながら自分なりに問い合わせをしているだけだ」(私)

「本件に関することは全てこちらが窓口である、よくわきまえておくように」(代理人)

 

こちらも思わず言葉に詰まってしまう程、この代理人の剣幕は鋭く高圧的であった。

これが母自身に、弱気になっている高齢者に直接向けられていた事であったならば

何かを訴えようとする気力など間違いなく萎えしぼんでしまっていたことであろう。

 

そして、もはや関係先には全てこの代理人の手が回ってしまっているようで、

以後、どこに何を問い合わせても「聞きたいことがあるのなら私に言え」と、

電話を掛け直してくるのはこの代理人。

自分で何かを確認するなどは一切できなくなってしまいます。

 

程なく、これまでのセンター側との会談で認識一致ができていた事柄までを全て打ち消す趣旨の

内容証明郵便がこの代理人の法律事務所から送付されてくることになりました。

 

     体内の闇も真白か雪だるま